こんにちは!セールスコピーライティング普及協会、認定ライターのおぎわらです。
気軽に情報発信できるツールが溢れている昨今、色々なツールに手を出してみたものの、発信内容のネタ切れに困る…という相談をよく受けます。
Instagram、facebook、X(旧Twitter)、YouTube、LINE、メルマガ、ブログ。
それぞれに見込み客に対して発信したいんだけど、全く同じ内容ってどうなんだろう?
でも、別々な投稿をするとなると、すぐにネタ切れになりそう…という悩みをよく聞きます。
あなたの商品・サービスを知ってもらい、ファン化へ繋げるためにも、それぞれを効果的に活用していきたいですよね。
そこで今回は、ネタ切れを防ぐSNSツールの使い分けのコツをお伝えします。
内容が重複しても良いツール、重複しない方が良いツール
まずは、発信する内容が重複しても良いものと、重複しない方がオススメなツールを把握します。
発信内容が重複してもOKなツール
facebook、Instagram
facebook、Instagramは重複してもOKです。
なぜなら、facebookを中心的に見る方はInstagramをあまり見ない傾向があり、Instagramを中心に見る方は、facebookをあまり見ない傾向があるためです。
facebook投稿は文字情報を中心とした投稿形式であるため、画像等のクリエイティブが無くても発信することが可能です。
そのため、活字慣れしている方に好まれやすく、男性脳な思考寄りの方が多いように思います。
一方、Instagramは写真や動画ありきな投稿形式であるため、活字情報に弱く、印象や雰囲気重視のユーザーが多めです。
男性脳寄りな女性起業家さんで、どちらも活用している!という方もいらっしゃるかもしれませんが、稀だと言える為、同じ内容を発信したとしても、「両方で見かけた!重複してる!」と思われることは少ないでしょう。
facebookとInstagramは、1つの内容を双方へ同時に公開する機能がありますので、その機能を使って1度にまとめて投稿すると手間も省けます。
LINE、メルマガ、ブログ
LINE、メルマガ、ブログの内容も、重複してOKです。
見込み客が求める情報のレベル感が近く、ある程度しっかりとした情報量を発信することができます。
また、LINEやメルマガに書いた内容はSEO対象外なので、ブログにSEO対策を行ったとしても、相互間で邪魔することはありません。
LINE・メルマガは登録すれば自動的に受け取れる情報、ブログやWebサイトに掲載している情報は、見込み客が自分で探し当てる情報です。
自動的に受け取るか、能動的に探すかの違いになりますので、重複したコンテンツでもクレームや満足度にはさほど影響を与えません。
発信内容が重複しない方がオススメなツール
Instagram、LINE、YouTubeは重複しない内容がオススメです。
なぜなら、それぞれの見込み客が求める情報が異なるからです。
Instagramをよく見る方は、具体的で詳しいノウハウを知りたいというよりは、共感性や目新しいものを求める傾向があります。
「カワイイ」と思ったから「イイね」した
「わかる~!似たような体験したことある~!」と感じたから「イイね」した
気軽にあっさり見れる内容でためになったから「保存」「フォロー」した等々です。
Instagramを見ている時は、普段何気なく見ている中で気になったものがあったから…という使い方の方が多いため、見込み客が求めている情報のレベル感はわりとあっさりしたものであると言えるでしょう。
Instagramと比べ、LINEやメルマガは、もっと詳しい情報を知りたくて「登録」という一歩進んだ行動をしている見込み客向けの配信となります。
Instagramと同じ内容にしてしまいますと、求めている情報のレベルが低く、わざわざ「登録」という行動をした対価に見合わないと感じられてしまいます。
YouTubeは動画ツールですので、1分間で話す文字数を、自然で聞き取りやすいペースと言われている約300文字とした場合、InstagramやLINEと同じ内容にしてしまうと、かなり短い時間でコンテンツが終わってしまうことになりかねません。
話してみると、意外に沢山の文字数を伝えることができますので、極力補足情報や、文字情報では伝えきれないことを入れた方が、見込み客の満足度や親近感が上がりやすくなります。

方向性と大まかな内容を決めればネタ切れしない!各種SNSツールの使い分け
上記で述べたように、重複しても良いツール、重複しない方が良いツールを把握した上で、それぞれのSNSをグループに分け、どのような発信をしていくか?を大まかに決めるとネタ切れしにくくなります。
例えば…
- Instagram・facebook
→人柄や想いを知ってもらう
→配信するLINEやメルマガの予告 or 概要
→クリエイティブで見せるBeforeAfter(実績) - LINE、メルマガ、ブログ
→具体的なノウハウや価値教育
→解決策事例
→文字情報重視の詳しい実績開示
→Instagramや他記事等の情報への導線まとめ - YouTube
→LINEやメルマガで伝えきれない詳しいノウハウ、解説
上記のように方向性を大まかに決めておくと、発信内容の使い分けができます。
発信したい内容に合わせてツールを選択することもできれば、発信したいコンテンツ1つを、それぞれのSNSに合わせて改変することも出来るようになります。

各SNSではどんなユーザーが集まっているのか?詳しい活用方法については、以前もご紹介しておりますので、下記の記事もご参照ください。

まとめ:全部別々、全部一緒ではなく、ユーザーの知識レベルと欲求に合わせる
それぞれのツールを使うユーザーの知識レベルと欲求に合わせて考えると、自然と、どんな内容をどのように発信すれば良いかが見えてきます。
Instagramやfacebookを見ているユーザ-は、最初から何かを検索したり、求めて見ているのではありません。スキマ時間になんとなく見ているだけなのです。
LINEやメルマガ、ブログ等のWebサイトを見ているユーザーは、自分自身でその情報が欲しくて、「登録」や「検索」をしたユーザーです。つまり、欲しい情報が明確に言語化できており、Instagramやfacebookを見ているユーザーからはファン化が一歩進んだ状態と言えます。
YouTubeでたどり着くユーザーも、欲しい情報が言語化できており、詳しく知りたい!という欲求から視聴しているレベルであることが想定されます。
以上を踏まえた上で、どのツールにどんな内容を発信するか?を決めれば、各種SNSツールを複数使用した中でのネタ切れは防げるはずなので、試してみてください。